第26回ハセツネカップ
今年もやってきました。
秋の大運動会❗️
ハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース オフィシャルサイト
過去最高に気温の高いスタートとなる…
駅に着いた時点で汗が吹き出る
12時で30度超え…
みんな暑い暑い言ってるけど
いや〜ええ天気や
暑過ぎて汗が引かずテーピングが浮いてしまってペラペラしてると集中できなくなるので今回初のテーピング無しで…
熱中症や水切を注意するアナウンスがすごい。
暑いが今年は突っ込むのでスタート45分前から並ぶ。
3Lは持つなど上位陣も今回ばかりは水を相当持つとの事。
自分は試走の際同じような気温の条件だった時浅間まで1.2L程使ったので浅間以降多少は涼しくなると思い月夜見まで2.5Lで行けると予想。
綺麗な鱗雲
スタートどーん
交差点曲がってから
全身イエローカラー名取Boyがギア上げてた
はぇ
蜂のよう舞🐝
広徳寺の登りで歩くなら10〜13時間のところにはまじで並んじゃダメ
広徳寺裏の渋滞は回避出来たけど発電所手前はやっぱり並ぶよね…
大したロスにならないけど。
ここで某アウトドアメーカー某女子選手が横から突っ込んでちゃんと並べと注意されてた…
ってかメーカーの看板背負って走ってるわけでしょ?
マナーは守ったほうがいい。
倒木の迂回路で某整体先生とおっくんと良子さん元気すぎて暑さもぶっとぶ。
風の力ってほんとすごい。
稜線とかだと人間なんて簡単に吹き飛ばすけど、台風は大木を何本もなぎ倒してた…
こんなんが数カ所あった
開催に向けて80本以上倒木を除去したとの事。
本当に感謝感謝。
順調に抑え気味で日没前にC1到着
すでに横たわる選手が多かった…
ここでハイドレチェックしたらまさかの残量500ml程度…
まじか…予備のコーラと合わせて1L
とりあえず西原峠に水場なかったっけ?なんて思いながら行けると判断し続行。
※西原は公式の水場では無いため使えない
公式水場
大岳山荘先(多分以前はなく新しい水場⁉︎)
綾広の滝
上記3ヶ所のみ
まだまだ明るいが腰ライト装着。
ヘッデンは付けると暑いので付けずに良くスタート時から付けてる方いるけど暑くないのかな…
補給食を入れ替えて、今回は膝の調子が良くなかったのでストック使用。
C1以降選手が少なく単独が多くなる…
真っ暗だし割と広めのトレールでコースが分かりずらいヶ所が多々ある。
元彼女が仲間と来た時はロストしたらしい…
笹尾根は熊もいるし植林された杉の間を抜けて行くので良く観察してトレールに集中してないとなんとなく引き込まれる分岐が多い。
目の前で違うところに行ってしまう選手もいた。
トレランあるあるだけど前の選手が行ったからといって正解だと思わないほうがいい…
怪しいと思ったらその先に点滅灯があるか?コース案内フラッグ、ハセツネコースマーキングを探す。
今回はガスらなかったのでヘッデンも使えたし分かり易かったけど…
ふと気付いたら全身イエロー🐝の名取Boyががが…上半身裸⁉︎
で虚ろな目をして座ってる…
日が落ちた山の中で半裸でベンチに座らされてまるで罰ゲーム…
大丈夫ですかと声もかけられないほどの
虚ろなオーラ全開…
しばらく進んで、数馬峠辺りで後ろからすごい勢いで走ってくる選手が…
即座に譲って上げると
半裸名取さん🐝が暗闇に消えて行った…
おー復活したかなんて思いながら進む。
まじで背中で笑わせてくれる方や
西原峠で水場ありましたっけ?
スタッフに聞くと上行かなきゃないよと…
残り200ml +コーラ500ml
心拍あげ過ぎずに三頭山登りに入る
この登りは毎度毎度キツイな…
とりあえず要所要所でコーラ補給。
手前のピークでまたもや
名取さんががが…🐝
どうした名取!?
さらに虚ろな目をして
見んな、声かけんなオーラ全開でベンチに座ってる…
ついにイエローシャツ着てた…🐝
またもや声をかけてあげれず通過。
(心の中で俺も辛いっす。頑張って下さい…)
以降名取さんを見かけなかった…
クダリバンチョウさんのブログも面白い
ハセツネ2018 featuring #なぜか名取 - クダリバンチョーの残念な冒険 -戦闘潮流-
三頭山避難小屋のスタッフは元気いっぱいで出迎えてくれて両手でハイタッチ❗️
三頭山トップで20時5分…
うーむ。
コーラ無くなりあと水は150ml程度…
スタッフに確認されたがあと6kmなんで行けると判断して続行。
鞘口で残り75ml程度。
水切のストレスは意外と大きい。
来年は10月末開催で涼しいかもしれないけど2Lは持つか。
脱水気味になると補給食摂取しても濃過ぎて身体が吸収しないで胃の下に溜まって気持ち悪くなる…
なんとか月夜見到着。
20時55分ぐらい。
ポカリ300mlその場で飲み干して残りは水を補給。
全然選手いなかったけど、みんなぶっ倒れてる感じ。
補給してを入れ替えて10分ほどで出発…(もう少し休めば良かった…)
それなりに疲れはあったけど御前山までは順調にサクサク行けた。
この調子なら14時間は余裕できれるなんて思っていた矢先大ダワへの下りで急に脱力感…
あーやばい、ハンガーノックきたかななんて思ってたら左腿を痛めた…
フラフラになってこりゃヤバイととりあえずジェルを無理矢理一本飲んで水飲んでトレール外れて横たわる…
なるべく風がないところで休んで15分程寝た。
身体が冷え切る前に起き上がってとりあえず回復したのでペースダウンして大ダワを目指す。
御前山〜大ダワは下り基調だけど4回程登り返しがありなかなか走らせてくれないし心拍があがる。
この区間は記憶がほぼない笑
そして果てしなく大ダワが遠く感じた…
ようやく大ダワ23時到着…
ジェルをさらに補給してまた横たわる…
バックパックを枕にしてたらいつのまにかハイドレーションから水漏れして、ほぼ残量が無くなってしまった…
15分程寝て出発。
0時大岳山トップ
下りは痛めた左腿が激痛…
脂汗が出る感じでトボトボ下る…
大岳神社先の水場で500ml補給してCP3を目指す。
0時56分CP3通過うーむ14時間切りがもうすでに難しい感じ。
足の激痛に耐えなんとか日の出山へ下る。
ここから走れる区間なのに全く行けずしかも登りでも脚が痛い…
日の出1時30分到着。
痛過ぎてここからはひたすら歩いた…
ガスもなく青梅や五日市の町の明かりがとても綺麗だった。
写真とる元気もなくトボトボ下る。
どんどん抜かされる…
金比羅尾根残り5kぐらいでさやか姉さんに抜かれここでスイッチが入った。
歩いても走っても激痛なら走るべぇ。
いきなり悔しくなってきて全く追いつかないけどジョクぐらいのスピードで走りだしもう誰にも抜かされたくないと終盤のコンクリートの鬼下りまでなんとか引きずりながらジョグった…
痛過ぎてもういくらでも抜いてくれと思い最後のロードはトボトボ歩く。
ゴール直前の曲がり角で後ろから1人来たので最後は抜かれたくなく突如走ってなんとかゴール…
15時間ぐらい経ってるかなと思ったら14時間前半で200位台でびっくり…
みんな苦戦してんだなと思いつつ大岳からも普通に走れてたら目標の200位内行けたかななんて悔しさもあったけどとりあえず無事下山できてほっとした。
リタイアは簡単だけど、ともかくその状況でどうやって下山するか?そんな事をいつも考える。
なかなか14時間切りができないけど毎回毎回試練を与えてくれるハセツネカップ。
今回も反省点が多くまだまだ経験値が足りないと改めて思った。